『わかりにくい』写真が撮りたい話。
写真を何年もやっていると朧げにこういう写真が撮りたいなっていうのがいくつか見えてくるんですが、何年もやってまだこのレベルなんですよね、お恥ずかしい話。
で、SNSベースの写真となるとどうしても1枚のインパクト勝負みたいなところが大きくて『明るくて、わかりやすくて、誰が見ても良いとわかる』みたいな写真に走りがちになっちゃうことが多い気がします。
もちろんそれはそれで写真を見てもらえたらハッピーなわけで、すごいありがたいことなんです、勿論僕もSNSに投下する写真は意識的にそういう写真をピックアップしてる部分は正直あります。
それはそれで撮りたい軸の一つとして考えているのですが他にもやりたい写真はいくつかあるんです。
2年前に『邪推』というフォトブックを作ったのですがこれはSNSにアップしてる写真とは全くもって別路線の作品でした。
見た人に『これはなんだろう?』『ひょっとしてこれは〇〇なんじゃないの?』という思考をさせたい、写真を見ることとそれを考えることをセットにして見てもらいたいという挑戦でした。
※実際のフォトブックは200pくらいあります。
結果的にはあんまりウケなかったんですが自分としては作品として結構満足出来たし今でもまだ撮り続けてたりします。
こういうSNSウケしない、組だと面白い写真だったり、なんとなくいいなっていう写真、わかりにくい写真もちゃんと残していきたいんです。
いいね合戦になるといつか疲れちゃいますし、フォロワーは増えたらそれは嬉しいですがフォロワーを増やすために写真をやるようになったらよく分からなくなっちゃいますし。
自分がやりたい写真を見極めることが長く写真を楽しむコツなのかも。
最近は窓の写真を撮りためています。
これもいつか何かの形にできたらいいなあということでチラ見せ。